スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノーブレーキ事故 その7

2013年07月14日 18:26

私は、手術室で、
「出血性ショック、腹部損傷、若い女性、これからERで気管ソウカン。
20分から40分後に緊急開腹手術開始したい。
手術室で対応できますか」
「第2手術室の予約を後回しにします。
すぐに、準備にはいります。
20分後ですね」美人の手術室看護師長
「はい、室温は、いつもとおりにバリ島でおねがいします」
「はい、高温にしておきます」看護師長
フットワークのいい看護師長だ。
バリ島の気温を想像してください。
赤道直下の30度の気温。
そんな中で手術を開始できれば、
低体温を防げる。

私は階段を下りる。そして、ERに再び入った。

「手術室準備OK.20分後入室していいよ」私
「バイタルサイン持ち上がってきました。
輸液1Lで血圧120です。」丸橋医師
「胸部と骨盤のレントゲンは?」私
「胸部、骨盤に出血はありません。
輸液に反応していますから、CTどうでしょう」丸橋医師
「輸血は始まった?大動脈バルーンは使っている?」私
「輸血は準備だけです。まだです。
大動脈バルーンも膨らましていません。
まだ大動脈を閉鎖していません」
「わかった、それじゃCT室へ移動しよう」私
14時45分気管ソウカンされた女性はCT室へ移動した。
腹部出血は確かにある。
それだけでも手術に踏み切ってもいい。
だが、血圧が輸血なしで安定している場合は、
手術でなく、血管造影後に、血管内から止血することもできる。
肝臓と脾臓、腎臓なら。
動脈塞栓術TAEと言う。
肝臓と脾臓、腎臓に当てはまる。
CTで損傷臓器を捜し、
もし、肝臓と脾臓、腎臓なら、TAEをする。
CT結果で膵臓や腸管損傷ではTAEはできない。
手術になる。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1410-961e2a01
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。