ノーブレーキ事故 その5

2013年07月12日 18:24

「救急車を出してください」吉村医師
同時に超音波装置にスイッチを入れた。
超音波器械が立ち上がるまで10秒要する。

超音波検査をする。
受傷機転から腹部外傷を疑う。
ハンドル腹部外傷だ。
手のひらサイズの超音波検査器を操る。
腹部出血が多い。
やはり腹部出血だ。
明らかだ。
トウコツ動脈はまだ触れない。

サイレンが鳴り響く車内より、
ERへ電話を入れる。
ダイレクトブルーPHSはERにおいてきている。

「ドクターカー吉村です。
腹腔内出血、ショック、輸液を入れています。
輸血用意、レベル1用意おねがいします。
あと5分くらいで着きます。
おそらく手術」
受け取ったのは、丸橋医師だった。

救急隊隊長は免許書から女性の名前、生年月日を把握した。
情報は、電話で八戸ERに伝えられた。

14時24分八戸ERへ入室。
冷や汗多い。脈拍触れず。
意識は、会話混乱。
呼吸数28回。
腹部膨隆はない。
劇的救命チームが患者に右、左、頭、足から群がる。
「車単独事故、Aよし、Bよし、Cショック、輸液200ml。FAST陽性。
GCS14.体温低い。」吉村医師は歯切れよく報告する。
初療リーダーは丸橋医師。
丸橋医師の指示の元でみんなが動く。
「腹部は盛り上がりなし」私
盛り上がる腹部出血は2L以上のとき。
吉岡医師が超音波検査をする。
腹腔内出血多い。
(続く)


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