北海道の十勝毎日新聞の記事です

2013年04月28日 18:20

【年間キャンペーン・いのちを支えて第6部】
八戸市立市民病院 今明秀副院長に聞く
許可をもらって掲載します。

ドクターヘリとドクターカーを導入し、
全国屈指の救急医療体制を整える
青森県・八戸市立市民病院。
「マンパワーなしに救急医療は成り立たない」
と強調する同病院救命救急センター所長の今明秀副院長に、
地域の救急医療をどう築き上げてきたかを聞いた。
(聞き手・杉原尚勝)
http://www.tokachi.co.jp/feature/201212/20121220-0014340.php
(写真入り)

20世紀の医療は病院で患者を待ったが、
21世紀以降は現場に出て、
病院まで継続して治療する時代。
その中で、地域の救急医療を底上げするには、
人材育成、つまり教育が何より重要と考えた。

まず始めたのが救急専門医の育成。
救急外来を専門的にやる医師と、
時々やる医師では、習熟度や経験数、
周りとの連携、判断に大きな差がある。
これは看護師や助産師、
救急隊など救命現場のパートナーについても同じ。
着任時から続ける救命救急研修には、こうした意味がある。

 −ドクターヘリに次ぎ、ドクターカーを導入した経緯は。

ヘリは、夜間や悪天候時に飛べず、
着陸場所も一定の広いスペースが必要になるなど制約が多かった。
その点、車は機動力が高く、
都市部ならヘリよりも早く現場に着く可能性がある。
しかも都市部の方が圧倒的に重症患者が多く発生する。
ヘリを補完するのがドクターカーだった。

地道な人材育成と教育のおかげで乗車する医師数が充足し、
さらに消防や他の医療スタッフとの連携も深まっていた。
圏域の行政が地域の救急医療に積極的だったこともある。
ドクターヘリ配備の1年後にスタートできたのは画期的だと思う。

ドクターカーも2台体制とさらに充実し、
今では、ヘリとの境目を埋めるため、病院から10キロ前後の現場なら、
ヘリと車の両方を出動させている。
われわ れは「サンダーバード作戦」と呼んでいる。
これは世界で例を見ない。
なぜなら、絶対にどちらかが無駄になるから。
だが、われわれはたった1つの命も救うため、手を尽くしている。

 −今後の方向は。

救命救急センターとドクターヘリ、
ドクターカーによる救命医療は、全国でも屈指の体制だ。
だからこそ、救命救急のブランド化を目指している。
地方の多くで医師や看護師が不足し、
医療自体も崩壊寸前という現実がある。
だが、ブランド化すれば、病院経営が安定化し、
最先端で高度な医療や優秀な人材を集めることができる。
ひいては地域住民の幸せにつながる。

ブランド化に必要な
「先駆者」「唯一」「頂点」「広報」の4要素を
ある程度達成しつつある。
この中で広報も大切と感じており、
私は医学生と研修医が読む雑誌にせっせと論文を書いている。
市民病院の救命救急を知らせることで、
救命専門医を目指している志ある若い人材が集まる。
こうした若手が、市民病院で次 の時代をつくってくれる。
これも戦略的な人材の確保と育成だ。

・・・・・・

明日、昭和の日4月29日は
昭和生まれの私がヘリ番!



明日はからゴールデンウィーク特集
「劇的救命連載9回シリーズ」始まります。
ご期待ください。
・・・・・・


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