八戸港出動 その3

2013年03月15日 18:55

事前情報で、八戸飛行場の自衛隊機の今日の離陸はないことがわかっていた。
滑走路は無人だった。
黒い貨物船を150m下に見て、
機内の5名は、窓から赤車と白車を探す。
「左に、見えました、赤車」神田看護師が室内通話で話す。
「はい、確認」機長
「八戸ドクターヘリ1より、八戸タンクどうぞ、
ドクターヘリはこれより着陸します」整備長
「現在、無風」タンク1
無線と、室内通話が混戦するけれど、
両方の内容はわかりやすいので、大丈夫。

高度を下げてコンクリートの岸壁に向かう。
途中で、白車が見えた。

EC135はさらに高度を下げる。
水色の防御服を着た消防隊が誘導する。
あたりの、海鳥は、異変を感じてすべて逃げ出した。

「あの、建物の影が現場です」整備長
「はい、」私

11時32分EC135はコンクリートに2本のスキッドを接着させた。
メインローターの回転が急激に落ちる。
整備長は、先に左前ドアを開けて地面に下りた。
そして、後方に少し下がり、
後ろ左ドアを開けた。
私は、シートベルトをはずし、
ヘルメットをはずし、
機外へ出る。
天井では、メインローターがまだ、激しく回っていた。
腰をかがめて、10m左前方向に離れた。
左に整備長が立っている。
彼は南東を指差す。
白車の方向だ。
(続く)


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