悪天候でドクターヘリは運休 前編

2013年03月07日 18:44

北国を低気圧が襲っている。
北海道では、吹雪に襲われ
車が立ち往生。
父子が、遭難した。
娘をかばうように父親が凍死した。
傷ましい事故だ。

昨日は、曇り空の中、田子町へ出動している。
今日は、屋根に白い雪が積っていた。
空は青空。

しかし、機長の朝の言葉は
「午前中は運休です。
八戸飛行場管制塔の天候が、
視程1kmしかありません。
ここは、八戸飛行場の管制内ですから、
管制塔の指示に従います」
「こんなに、晴れているに、残念」
「ここだけですよ、晴れは。
北方面は雪、津軽、十和田湖、下北とも雪で飛行できません。
青森市も視程1km以下です」

午前中、ドクターヘリ要請が来た。
おいらせ町で交通事故。
大型車横転。
119番通報同時要請だ。
CSは、電話口に何度も頭を下げながら、
「天候悪く、視程1kmのため、運休中です。
ドクターカー出動はどうでしょうか」
八戸消防は
ドクターカー出動のダイレクトブルーPHSを鳴らした。
濱舘医師が出動する。
喜古研修医も一緒に出動した。

八戸ドクターカーは、現場まで到達する前に、
南下してきた尻内救急車と国道45号線上でドッキングした。
二人の医師は救急車に乗り移った。
外傷診療を開始する。
第一印象は、OK.
詳細なABCDE診察をする。
胸部の聴診が終わった時点で、濱舘医師は、隊長に上申した。
「車を出してもいいですよ」
救急車はサイレンを鳴らしてドキングポイントを離れた。
後ろには、ドライバーだけのドクターカー1号が着いている。

そのころ、二つ目のドクターヘリ要請が入る。
おいらせ渓流で交通事故、2名負傷者。
CSは、電話口に何度も頭を下げながら、
「天候悪く、視程1kmのため、運休中です。
ドクターカー出動はどうでしょうか」
「ドクターカーでは時間がかかりすぎる。
現場隊長判断とします」
(続く)


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