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海の町八戸 その8

2013年02月04日 18:51

液晶には「ドクターヘリ出動」の8文字。
私は階下に走った。
「あれ?運休中じゃなかったのかな」独り言を言いながら。

ERの自動ドアを開けると、青いつなぎ服のフライトナースが向かってきた。
「また、水難です。今度は鮫漁港、1名」ナースは私に声をかけて走り去った。
私はナースと逆行しCSに顔を出した。
「天候が八戸上空だけ回復しました。
1時間は持ちます。
その後は危ないですが」
「それじゃ、現場時間を短くしなくちゃ。」
私は、頭の中で色々な作戦を練って走った。
今度は、鳩山研修医はいない。
彼は、まだ、八戸市北の市川地区に向かうドクターカーの中。
ナースと二人での連携だ。

ドクターヘリを現場にとどめる時間を短くする方法
1ドクターナースを投入後、直ぐにヘリコプターだけ帰投。
2現場活動時間を短縮する
このどちらかを現場で決定する。

空から見る鮫漁港は、大津波の復旧が終わりかけていた。。
コンクリートの岸壁がきれいに整備されていた。
岸壁の突端に赤車3台、
白車1台、
パトカー1台、
海関係車数台。
消防隊が十数人活動していた。
海面には、白い海鳥(ウミネコ)が無数に飛んでいた。
機長は
「あの、赤車の後ろにくっつけて降りるよ」
「海鳥います、気をつけて」整備長
鳥はヘリコプターに突っ込んでくるそうだ。
鳥によるヘリコプター事故のことを
バードストライクと言うそうだ。
機長も整備長も、天然記念物うみねこ(海鳥)繁殖地の八戸海岸を恐れる。
何十万羽の海鳥が飛ぶから。
(続く)


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