スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

海の町八戸 その1

2013年01月27日 18:24

太平洋に大きく口を開けて、何かを呼び込むように港を抱えている八戸。
大津波で岸壁、防波堤は破壊され、その復旧作業がようやく完成した。

第一話
月曜の当直も終盤に差し掛かった。
7時半朝ごはんを病院売店で買う。
今日のヘリ番は私。
朝から、忙しくなるような気がした。
CSの部屋で無線機と携帯電話、PHSを受けとり、
弁当を右手、電話などを左手に持って、
2階の医局に上がる。
廊下で、今日のフライト当番の鳩山研修医に出会う。
紺色のフライトスーツを着ていた。
長身にツナギは似合いすぎる。
工事関係に男に見える。
2年目研修医は、PTLS,ICLS,JPTECを終了後に、ER経験と集中治療経験、麻酔科経験を経てドクターヘリにトレーニングとして1回乗せている。
しっかり勉強していた後なので、足手まといになることはない。
安全講習は機長から1時間かけて個別指導してもらう。

わたしは、医局のソファーに座り
から揚げのり弁400円をさっと、かきこむ。
カロリーに見合う労働をすれば
体脂肪は増えない。

7時40分頃、最後にから揚げを頬ばった時だった。
携帯無線器が反応していた。
「八戸市民病院から機長取れますか」CSから機長へ。
ただし、機長の返事はこの無線機で聞くことはできない。
「まだ、スタンバイ前、動きがあるか?」
私は、今日一日の準備を開始した。
ERでは、昨夜の当直の濱館医師がいそがしく動いていた。
私は、それを確認しただけで、それらに参入せず、
ドクターヘリ業務の準備にかかる。
まず、スクラブから不燃性繊維で織り込んだフライトスーツを着る。
ポケットの物を確認する。
その時、フライトナースから携帯電話が入った。
「階上海岸で水難発生。
出動するかも知れません」
「いいよ、準備中。一緒にフライト当番の鳩山研修医も準備でいている」
安全靴を履いて、紐を締めた。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1257-810c427e
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。