換気不能ソウカン不能 最終

2013年01月06日 18:29

熟練している救急医ならできるが、
普通の医師はおそらく経験がない。
救急専門医がドクターヘリで現場に出動する
目的がまさにこのような事案だ。

輪状甲状靭帯切開で一度酸素化が下がった男性は、
酸素飽和度が98%まで持ち上がった。
危機を脱出した。
14時28分男性をドクターヘリに乗せ変え、現場を離陸した。
14時41分八戸市立市民病院救命救急センター着陸。
この緊急手技は続きが必要だ。
1日で管を抜くことが出来るのなら、
この輪状甲状靭帯切開で十分だが、
数日の人工呼吸が必要な場合は、
気管切開が必要だ。
男性は後者だった。

ER当番の近藤医師は野田頭部長と
通常の気管切開手術を始めた。

夕方八戸地方も風が強くなった。

あとで、CSに聞いたところ、
同時刻ころ青森市ヘリは、
下北半島からの要請に対して、
出動できなかったらしい。
強風40ノットのため。

運がいい。
八戸から離陸できたドクターヘリは向かい風のため
いつもより5分多くかかったが、
しっかり現場に着陸できた。
しっかり緊急処置ができた。
そして男性は助かった。
劇的救命だ。

換気不能ソウカン不能 完


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