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ドクターカー当番 最終

2012年12月21日 18:58

海に向かう道は片側2車線。
ドクターカー1号は、右折のウィンカーが戻ると同時に速度を上げた。

「消防八戸から八戸ドクターカー1どうぞ」
消防無線が室内に響く。
ラブフォーのサイレンは、フロントグリル内に格納され、前方を向いている。
だから、室内は比較的静か。
一方、エスクードは、屋根にスピーカーがあるので、
ピーポーサイレンは、屋根の鉄板を通して、室内に響く。
だからうるさい。
ラブフォーの室内では、よく無線が聞き取れる。
「意識レベル低下、酸素飽和度10リットル酸素投与でも、90%。」
「八戸ドクターカー了解」
私は、気管ソウカンの準備を車内で始めた。

八戸ドクターカー1は、八戸漁港を走った。
震災の津波が襲った漁港地区だが、
見た目はほぼもと通り。
道から外れたビルは使用廃止したものもあるらしい。

まず見えたのが、赤灯をつけて左側に停車していた
八戸東消防署の救急車だ。

そして、右には車2台がぶつかり、
2台は競りあがっていた。

入江ドライバーは、
「救急車の後ろの左路肩につけて停車します」
「はい、解りました」

車が停車した。
私は、左ドアを開けて外へ出る。
研修医は、右ドアを開けて外へ出ようとした。
「ちょっと待って」私は、後ろの確認をしていないことを忠告した。
「ちゃんと後ろ見て、安全を確認してから下りて」

救急車内で患者に接触する。
Primary survey を開始。
気道良し、しかし呼吸は問題あり。
循環よし。

いつもどおりの、外傷蘇生が始まる。
(ドクターカー当番完)


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