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年の差70歳の気管ソウカン その5

2012年11月17日 18:32

高齢者の心停止。
うまく心臓は動いたが、
果たしてこの後、血圧が上がるのか。
呼吸が始まるのか。
意識が戻るのか。
半信半疑。
施設によっては、最初からあきらめて、
安らかに看取ることもする。
・ ・・・
女性は救命救急センター1ベッドに入院した。
この時間帯最重症。
若い年齢の心停止患者なら、
心臓カテーテル治療や、低体温治療を続けて行う。

低体温治療は肺炎を起こす危険が高い。
心臓カテーテル治療は、心筋梗塞には有効だが、それ以外には、無効。

家族の話では、咳をして痰がからんでいたらしい。
肺炎が心配だ。
心電図変化は心筋梗塞のものではない。
痰を顕微鏡で直ぐに調べる。
痰から細菌が見つかった。
肺炎だ。
人工呼吸と昇圧剤、肺炎の抗生剤治療を始めた。
・ ・・・・
深夜、女性が動き出した。
目を開く。
そして、朝
手を握る。

翌日いつも通りに救急医16名と研修医4名で回診する。
救命救急センター1ベッドの部屋に入る。
女性の意識、呼吸、循環、痰の量は安定していた。
「抜管します」河野裕美医師
「はい」石崎研修医
(続く)


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