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劇的救命胸痛 最終回

2012年11月02日 14:29

連載途切れてすいません
続きです。

2m先に控えていた循環器内科医師に引継ぐ。
心臓カテーテル治療が始まるのだ。
すでに、CEは、PCPSに流れる血液を直接冷却して体温を下げ始めていた。
カテーテル治療前から、低体温治療を開始する。
脳機能を保つため。
心電図モニターの波形は、ER入室直後と違い、
STが上昇する典型的な異常心電図に変わっていた。
「やはり、心筋梗塞だ」近藤医師

心臓カテーテル治療は成功した。

男性の集中治療が続けられた。
目標は社会復帰。
担当は丸橋医師。

家族がねがう奇跡的復活
われわれも願う社会復帰

4日目、ようやく男性の心臓は、
元気を取り戻した。
大動脈バルーンパンピングを併用している状態で、
自分の心臓だけで血圧を何とか出せた。
手足も動く。
開眼する。
5日目、PCPSチューブを男性の血管から抜く手術を行った。
人工心臓なしで自部の心臓で生きる。
心臓が気絶した状態からようやく復活できた。

石崎研修医が目を見開いて私に言った。
「ERで突然VFになり、その瞬間に胸骨圧迫、
それから電気ショック。
それで戻らなかったときに、
早かったです。
PCPSの決断が、
あのスピードは憧れです」
となりで聞いていた丸橋医師は
当たり前といった顔をしていた。

成長した丸橋救急医だった。

6日目、男は眼を覚ました。
しかし、まだ、朦朧状態。
7日目、大動脈バルーンパンピングを抜く。
入院17日後、意識清明、歩行可能。
18日目循環器科に転科した。
その3日後に、家族の待つ家に帰った。

社会復帰した男。

劇的救命

多くの消防、医療者の連携に感謝。

中学生、高校生のみなさん
命に係わる仕事についてください。
その時はわたしたちと力を合わせましょう。
一緒にやろうよ。




コメント

  1. 高2女子 | URL | -

    将来は看護師になろうと考えています。
    今先生と一緒に仕事できる日を夢みてます。

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