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血栓症 その1

2012年10月11日 18:07

40歳代女性。不整脈を指摘されていた。
近医から、明日循環器内科宛の紹介状あり。
その一日前に会社で卒倒した。
ドクターカーで出動したのは赤坂医師。
現場では、昏睡状態。
ショック状態。
脈拍150の不整脈。
輸液路を確保し、更なる急変に備えた。
血糖は200.低くない。
血圧が保たれている昏睡状態では低血糖をまず考える。

気道は何とか確保できている。

10分後八戸ERに到着した。

意識は痛み刺激でわずかに動く程度。
下肢の色が白い。
脈拍は、頚動脈のみ触れた。
そけい部は触れない。
ショックだ。

まず、輸液路をもう一つ確保。
心電図検査。
宇根研修医は鎮静剤を注射して気管ソウカンした。

野田頭部長と、新美医師がソケイ部の動脈に留置針を入れようと挑んだが、
どちらも失敗。
ショック状態に対して、
大動脈バルーンパンピングを開始するつもりだった。

エコー検査をして、
ソケイ部の動脈を見ると、
なんと、両側の大腿動脈が血栓で詰まっていた。

心房細動から、血栓が飛んだんだ。
大動脈が詰まったので、
内因性カテコラミンが分泌されている。
そのため、脈拍が速い。
脈拍が早すぎて、心臓の一回拍出量が減り、血圧が落ちる。

慢性の心房細動らしいことは、
前医に電話連絡して、直ぐにわかった。
(続く)


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