三沢へドクターカー出動 最終

2012年09月16日 18:59

直ぐに、脈が正常に戻った。
だが意識は戻らない。
呼吸は弱い。
血管確保は、この最中に丸橋医師がすでに、成功していた。

今後の、集中治療を予想し、
丸橋医師は、気管ソウカンした。
血糖値はよし。
丸橋医師は、ドクターカー携帯電話をポケットから出した。
ダイレクトブルーPHSを鳴らす。
出たのは、新美医師。
ドクターカー出動時に、
それまで持っていたPHSをドクターカー係りは、
ER係りに渡して出動する。
「難治性VT。循環は不安定、PCPSを用意して、
それから、心臓カテーテル治療も」
「準備します」

再び、脈あり心室頻拍。
不整脈薬を注射した。
しかし、効果ない。

見慣れた風景が窓に映る。
あと少しで、病院だ。

今度は脈なし心室細動、Vf。
ついに、なってしまった。
心停止だ。

隊員は、指示を待つことなくすぐに胸骨圧迫開始。
丸橋医師はアドレナリンを1mg注射。
AED解析中は、胸骨圧迫を中断する。
心室細動に対して、
隊長は、電気ショック。

今度は戻らない。
さっきは、電気ショック成功したのに、
今回は戻らない。

12時45分八戸ER入室。
入室と同時に
アドレナリンを1mg注射した。
続けて、アンカロンを注射する。

心室細動継続。
13時8分PCPS開始。
胸骨圧迫を終了する。
14時ちょうど、電気ショックで、脈が正常に戻った。
脳出血否定のため、CT室へ移動した。
それから、心臓カテーテル検査が始まった。

三沢へドクターカー出動 完



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