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困難なサンダーバード作戦 その6

2012年08月29日 18:00

わたしは、救急車内での手順を
前もって説明した。
「吉村医師と湊研修医は、
自動心臓マッサージ器を、
女性に着ける。
野田頭医師は手術ガウンを着て、
PCPSチューブ挿入のため、消毒する。
私は、手術器械を出して、
チューブを出して、
遅れて、ガウンを着る。
予定時間を超過しているので、
○○病院では、静脈用の長いチューブのみを入れる。
留まる時間を節約したい。
短い動脈チューブは、ドクターヘリ内で入れる。
すべては、患者を診た第一印象で決定する。
場合によっては撤退もある。」

野田頭部長が
「もう直ぐ、○○病院です。」
「えつ、着いちゃうの。もうそんなに走った。」私
「30分です」野田頭部長
「あの橋を渡れば、細い道をすぐ左です」
患者を乗せた救急車と途中でドッキングすることを
かすかに期待していた私は、がっかりした。
途中ドッキングし、PCPSチューブを入れる。
そしてドクターヘリ搬送。
時間を節約して挑戦する。
これしかないはず。
ドクターカーが○○病院へ到着するくらい
時間がたってしまったのなら、
患者の社会復帰は望めない。

「これじゃ、このミッションは失敗だ」私は悪い予感を確信した。

○○病院敷地に、ドクターカーが初めて入った。
救急室ドアは直ぐにわかった。

待っている患者は、心臓が動いているのか、
それとも止まったままなのか。

(続く)


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