朝の出動 その1

2012年08月19日 18:55

今日のドクターヘリ当番は私と新美医師。
8時20分から朝のドクターヘリミーティングが開かれる。
先ほどの管理会議の延長で2分遅れた。
「今日は晴天、全県出動可能です。
○○で打ち上げ花火4発、
三沢でF14の離発着あり、
青森で自衛隊落下傘訓練あり、
その地域では見張りをよろしくおねがいします」
それから、機体に乗り込む。
ドクターシートに座り、
3点式シートベルトのサイズを調整し、
右腰でカチッとロックする。
ヘルメットをかぶり、
無線点検が始まる。
8時28分「八戸市民病院から青森ドクターヘリ101、
南部町から要請です」
CSの短い声がヘルメット内臓のヘッドホーンから聞こえた。
「出動です」小笠原整備長が肉声でわれわれに伝える。
「一旦降りてください」整備長
「あっつ、ヘリを格納庫からヘリポートまで移動させる必要がある。
人が乗っていると重い。
電動移動装置だが、
人力も加える。
整備長は人力で、重さ2トンのEC135を引っ張りだす。
すごい、力だ。
男らしい。

この瞬間から離陸までは、3分かかる。
私は、EC135のドクターシートを降りて、
院内に走った。
ドクターヘリ通信司令室まで走り、
患者情報をもらうため。

ヘリポートドアを走りぬけ、
精神科病棟前を越え、
ERへの曲がり角の直前、
千葉医師が向こうから向かってきた。
彼は機転が利く。
「南部町で脳卒中女性です」千葉医師
「あっつ、そう、それを知りたかったです」私
私は、直ぐにユーターンした。
(続く)


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