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ショックにCT撮らずに転送○ その5

2012年08月15日 18:58

EC135はゆっくりと着陸態勢に入った。左旋回しながら
風を局面ガラスの前面でとらえる。
ガラスの鼻先には、
スターオブライフのマーク。
救急ヘリであることを誇示するマーク。
救急車にもついているのと同じ。
DSC05821 (640x480)
暑い夏に冬の写真ですいません。水色のスターオブライフです。

上北ポンプ車の屋根に付けられた吹き流しが、
高度300mの機長に風向きを示す。

12時14分着陸
救急車はまだ来ない。
我々はメインローターが止まるまで、機内で待機した。
2分後、救急車は運動公園に入ってきた。
開けられたドアからサイレンが聞こえた。
救急車は芝地に進行。
そして、EC135に横付けされた。
整備長は、ドクターヘリのメインローターの最大径12mより
2m外側に救急車を誘導した。
風でプロペラが動いて、救急車の屋根に接触すると、
薄いプロペラに傷がつく。
そうなると、離陸不能。
救急車の位置に整備長はいつも気を遣う。

12時16分停止した救急車からは、松本医師が降りてきた。
救急隊は、直ぐに患者を救急車から降ろそうとした。
「ちょっと待って、救急車内で5分間診察します。
降ろすのはそれから」私
ヘリ番の新美医師による primary surveyが始まった。
胸部レントゲンと、骨盤レントゲンは七戸病院撮影したものを、
松本医師がフィルムを空に掲げて説明してくれた。
「胸部は、血胸、多発肋骨骨折なし、
肺挫傷なし。骨盤は骨折あり」松本医師
私は、超音波検査を始めた。
「七戸病院のFASTは異常なし。
輸液は2.5L終了してします。
安定しています。」七戸病院の診療は正確だ。
「よし、それじゃヘリに乗せよう」
2分で超音波検査を済ませて私は合図した。
待ちかねた救急隊はキビキビ動き出した。
DSC00352 (640x480)

12時25分離陸。
陸上では、松本医師が目を細めてこちらを見ていた。
機長はすぐに機首を南に向けた。

機内で、患者は安定していた。
(続く)
スターオブライフの解説は8月18日用語解説にのせます


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