熱中症発生 その4

2012年08月04日 18:00

クーラーバッグで冷やした輸液を点滴する。
11時24分離陸。
11時39分八戸市立市民病院ヘリポート着陸。
患者は,八戸ERに入室した。
そして入院。

救急救命士の東京研修所から実習生が来ている。
豊田さんだ。
少し時間をとって話をする。
「プリベンタブルデスって知っている」私
「よく腹部外傷を観察不足で見逃すことがある」
「それって、ほんとうにプリベンタブルデスですか、
予測救命率が高いのに、簡単に言えば、救命はほぼ間違いないのに、
死んでしまうことプリベンタブルデスと言います。
うんと重症な患者は、たとえ、観察、処置がすこしおかしくても、
処置が正確でも、おそらく命を落とすので、これはしょうがない死です。
救急隊のプリベンタブルデスとは、軽症と考えたときに、実は重症だった時に起こります。
過小評価によります。
救急救命士は、気管ソウカンや、薬物投与で患者を救うのだけではなく、
経験と知識から、軽症と思われる患者から重症を見抜くことが出来る資格です。」
そこまで話すと、右胸のドクターヘリ出動コードブルーPHSが鳴り出した。
液晶には「ドクターヘリ出動」の文字
「続きはあとで」
私は走り出した。
(続く)


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