子供の脳死判定 第1話 その7

2012年06月23日 18:45

研修医は血液検査の検体の入った試験官を握り占めて走って検査室へ消えた。

3分後、O型Rhプラス輸血が到着、開始された。
すぐに電話がなる。
検査室板垣さんからだ。
「血液型A型Rhマイナスです」

院内にRhマイナスの血液は備蓄していない。
だから救命のためにRhプラスを入れる。
「でも、いまは、Rhプラスでも容認。
すぐに、赤十字に合う血型の輸血を注文して」

輸液ルートは、右から野田頭医師がうまく取ってくれた。
骨髄内針を抜いた。
針あとには、バンドエイドを貼るだけ。

ソケイ部の脈拍も触れなくなった。
「加温した輸血、点滴をパンピングして!」私

家族が到着した。
母親は、顔色が悪く、倒れそうだった。
「呼吸弱い、血圧測定不能、意識ない、
頭部外傷なら予測救命率10から20%です。
命を救うために輸血をします。
娘さんはRhマイナスですが、
在庫が無いのでRhプラスを入れます。
そのことで命に関わることはありません。
輸血しないと命は尽きます。
助かった後に妊娠時に、不都合が起きます。
このことは、落ち着いたときに話します」私は説明した
(続く)


コメント

  1. ヘビードリンカー | URL | l6b1k0zQ

    活用

    はじめまして。私は、埼玉県で建築関係の仕事に携わっている者です。
    医療関係の専門用語が多くて、解らない用語を調べながらも毎回読ませていただいています。
    でも、逆に言えば勉強になります。
    そして、皆様の無駄のない行動。
    私の仕事にも活かせる部分が多々あり、参考になります。
    それと、家族の健康と事故防止を、つくづく感じます。

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