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二人の骨盤骨折 その2

2012年07月06日 18:52

患者を救急車に乗せて、
8時12分現場出発。
超音波検査を行う。
目的は、腹腔内出血と心嚢出血を見つけため。
異常出血ない。

腰を痛がる女子高生。
ショックで、腰痛なら
骨盤骨折だ。

バックボードに固定し、現場主発する。
8時21分八戸ER到着。

八戸ドクターカーの往復は素早い。
他施設のドクターカーの現場滞在時間が15分以上なのに比べて、
八戸では、現場時間は、できるだけ短く。
救急車で走りながら処置をするルール。
走りながら出来ないのは、
聴診器で音を聞く事。
これだけは、サイレンがうるさくて無理。

あっという間に八戸ER到着。
ERの自動ドアを開けると、いつもの熱気ある空間。

患者はバックボードごとERベッドに乗せられて
モニターが着けられた。

同時に、
8時23分フライトスーツ姿の木川医師と、河野裕美医師がERに飛び込んできた。
PHSの音が鳴らせながら走ってきた。
朝の、ドクターヘリミーティング中だったはず。
二人はドクターヘリ通信司令室へ向かった。
「交通事故、おいらせ町。女性1名」
CSは、受話器の通話口を手で押さえ振り向いて、短く言った。
ERでは、ドクターカーで運ばれてきたばかりの患者を、
看護師、医師、救急隊、救急救命士専門学校の小笠原君、高屋敷君が取り囲んでいた。
その脇を今度は、先ほどと逆方向に、木川医師と河野裕美医師が走りぬけた。
「気をつけて行ってね」私は二人に声をかけた。

8時28分離陸。時間前出動だ。本来のスタンバイは8時半から。
ランデブーポイントは、三沢市に近い木下小学校グラウンド。
8時37分着陸。
おいらせタンク82隊が安全確保してくれた。
ランデブーポイントにほぼ同時到着の
おいらせ救急8の救急車に二人の医師と看護師が乗り込む。
そして、治療開始。
・ ・・・・
ERでは新美医師がドクターカーで運ばれた患者。
「レントゲンで、骨盤骨折が見つかった」
予想通り。
ドクターカー出動した新美医師、今日のER当番の軽米医師、
野田頭医師が骨盤の治療方針を決定する。
手術室へ移動し、骨盤を固定する手術を選択した。
(続く)


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