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二人の骨盤骨折 その1

2012年07月05日 21:51

朝の死亡症例検討会、司会は、近藤医師。
数少ない地元弘前大学卒業生。
埼玉県出身。
大学生時代は極真館空手部。
きびきびした動きが、評判。
救急で必殺は禁句。

死亡症例検討会で誰かのPHSが鳴った。
2コールで音は消え、そして、黒いスクラブ姿の医師が席を立った。
会議室から走って出て行った。
黒いスクラブのバックプリントに
「SPIRITS OF HACHINOHE」が目立つ。
八戸救命のユニフォーム。
後姿は新美医師だ。
朝まで当直だったはず。
この時間帯に、ERに患者が来たのかなと思った。

8時21分私は、死亡症例検討会を終えて、ERに顔を出した。
ちょうど、自動ドアが開き、赤い災害服の新美医師が
オレンジ色のバックボードに乗った患者ともに入室した。

さっきの、PHSはERの患者ではなく
ドクターカー出動だったのだ。

7時56分119通報。「女子高校生が車に跳ねられた。
意識がない」
7時57分八戸消防は救急車出動と同時にドクターカー出動を要請した。

ドクターカー出動ダイレクトブルーPHSが新美医師のポケットで鳴った。
7時59分八戸ドクターカーはサイレンを鳴らして出動した。
今日はエスクード。
カーナビが消防と連動するシステムに進化し、
出動までの時間が短縮されてきた。
わずか2分。

車の中で、新美医師は、
京都弁でドライバーに話しかける。

8時7分ドクターカー現場到着。
直近消防署から救急車は先着していた。
そして、救急車とドクターカー共同で治療開始。

ショック状態で、
見当識障害あり。
(続く)



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