スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

厚生労働省専門医の在り方に関する検討会

2012年05月20日 18:02

今日は、いつもと違う記事です。

私、厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」のメンバーなんです。
昨日、霞ヶ関に行って参りました。
月に一回のペースで会議に参加しています。
メンバーは
久 史麿 (前自治医科大学長、日本医学会会長)、
金澤 一郎 (国際医療福祉大学大学院長、天皇陛下の主治医)、
池田 康夫 (日本専門医制評価・認定機構理事長)
桐野 高明 (国立国際医療研究センター理事長)
富田 保志 (国立病院機構名古屋医療センター教育研修部長)
福井 次矢 (聖路加国際病院長)
松尾 清一 (名古屋大学医学部附属病院長)
桃井 真里子(自治医科大学医学部長)
森山 寛  (東京慈恵会医科大学附属病院長)
門田 守人 (がん研究会有明病院副院長)
山口 徹  (虎の門病院長)
平林 勝政 (國學院大學教授)
山 佳洋 (大阪府健康医療部長)
藤本 晴枝 (NPO法人地域医療を育てる会理事長)
日本医師会から二人(出席者が時に変更する)
そして
今  明秀 (八戸市立市民病院副院長)

今回の会議の報告書は今作成中です。
前回第6回の会議の報告書を載せます。

2012年3月8日  
八戸市立市民病院副院長 今明秀
日本専門医制評価・認定機構の八木聡明理事のプレゼン:
海外5カ国(米国、イギリス、韓国、ドイツ、フランス)における内科や外科などの
基本領域の専門医制度を説明した。
各国に共通しているのは、日本のように学会ごとに認定する制度ではなく、
国あるいは第三者組織、医師会が管理する形で専門医制度を運営している点だ。
また日本のように自由標榜制でもない。
日本における専門医制度の議論では、医師の地域偏在の解消も期待する意見がある。
ただし、イギリスではGP(General practitioner)については、国が配置基準を決めているものの、
それ以外は地域偏在の解消にはつながっておらず、
「いろいろ工夫されているが、いい手立てはないのが現状」だ。
ドイツでは、基本領域のサブスペシャリティーの一つとして、総合医が認定され、
医師数も最も多いが、診療報酬が他の専門医よりやや低く設定されているため、
医師が高齢化し、数も減少傾向にある。
フランスでも、総合医についても他の専門医と同様に、全国選抜試験を課すようにしたが、
その認識が改善されているとは言えない。
パリ大学では、卒業生の7割が専門医(内科系、外科系)になり、3割程度が総合医になる。
成績上位者に人気があるのは、眼科、放射線科で、成績上位者は外科を選ばない傾向がある。
なお、フランスでも女性医師が増加しており、全国的には60~70%。

この発表に対して、池田委員は、我が国の仕組みを自由標榜ではなく、
基本領域のどれかの専門医資格を取って、
それが標榜科とリンクする分かりやすい仕組みにできればいいと述べた。

私の質問:
本検討会では、専門医としての「総合医」をどう位置付けるかも議題の一つだが、
日本では各診療科専門医より、総合医が下に見られがちだ。諸外国ではどうなのか。
八木理事の答え:各国とも、「総合医」を「専門医」よりも下に見る傾向がある。

NPO法人地域医療を育てる会理事長の藤本晴枝委員のプレゼン:
千葉県の山武地域を中心とした活動を紹介。
「コンビニ受診を控えましょう。かかりつけ医を持ちましょう」がスローガンで、
地域住民の医療に対する理解を深めるために、広報誌の発行など患者への情報発信に力を入れ、
懇談会なども開催するほか、千葉県立東金病院の研修医に対するコミュニケ―ションスキル研修も担当。
こうした取り組みの結果、2006年9月末には2人まで減った内科常勤医は、2010年4月には7人まで増えた。

今後、本検討会は、2012年度以降は月1回程度開催し、
今夏頃に「中間取りまとめ」を行い、2012年度末に報告書をまとめる予定。 

もっと知りたい人は
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ac6d.html


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1003-6503a77c
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。