小学生の授業を受け持ちました。 その1

2016年12月09日 19:02

小学生の授業を受け持ちました。
その感想文です。

1.4年生の感想
●今日は、ありがとうございました。
ぼくは、ドクターヘリがあれば、
助からない命も助けられるということがわかりました。
そして、ドクターヘリでの治療する時間が
15分間だけとはすごく短いので、
治療する人はとてもこわいと思います。  
そして、今先生から教えてもらった
勉強でわからないことがあったら、
「エクスペクト パトローナム」と
言ってやりたいです。(壮助)

 ●夢講話でドクターヘリの勉強をしました。
今明秀さんが教えてくれました。
今明秀さんは、医師なんだそうです。
ドクターヘリは、遠い所で大けがや交通事故が
あっても助けられるそうです。
日本には、ドクターヘリが46機あるそうです。
その中で青森県にはドクターヘリが2機あるそうです。
ドクターヘリがない県があったので、
青森県は2機あるからすごいなあと思いました。
ぼくは、何か小さいことでも
助けられるなら助けたいです。(聖心)

●今日は、ドクターヘリのことを教えてくれて、
ありがとうございました。
私はドクターヘリはどんな仕事か分かりませんでした。
だけど、今先生が映像を見せながら教えてくれたので、
すごく分かりやすかったです。
ドクターヘリは、命を助けるために、
けがをした人を病院まで運ぶまであんなに速く、
あまり時間をかけずにやっているのが
すごいなあと思いました。
ドクターヘリは、青森県には、
2機もあるなんて知りませんでした。
だから、ドクターヘリはすごいし、
命を救うために大切な仕事なんだと分かりました。
今日は教えてくれて、
本当にありがとうございました。(夏芽)

 ●今日、多目的室で今先生とドクターヘリの勉強をしました。
わたしは、ドクターヘリのことを今日初めて知りましした。
ドクターヘリは、
けが人や病気の人をはやく病院に運んでくれます。
命を守る大切な仕事だと思いました。
今日は、第一小学校に来て、
楽しく教えてくださって、
ありがとうございました。(瞳椛)

●今先生、
今日はドクターヘリの事や今先生の仕事を教えてくれて
ありがとうございました。
ぼくは、ドクターヘリが200キロ出せることや
300キロの距離を飛べることが分かりました。
今先生が医師なので、ぼくはびっくりしました。
第一小学校のグラウンドにも来た時があることが分かりました。
今先生は6人乗りの中にいることが分かりました。
日本に46機のドクターヘリがあるのが
びっくりしましたぼくは、
ふつうの子どもが勉強をがんばれば
今先生みたいになれ
る事が分かりました。
今日は、ありがとうございました。(旺陸)

●今先生、今日はありがとうございました。
ぼくは今先生の話を聞いて、
命は大事だし、もし大けがをして病院から遠かったときは
ドクターヘリを利用できて、
ドクターヘリの中で治療も出来るんだと、
色々と今先生のことやドクターヘリのことも知りました。
ぼくは、プロ野球選手になるのが夢です。
プロ野球選手になってもけがに気をつけて野球をしたいです。
今先生は、
校長先生の高校の同級生だったなんて知りませんでした。
しかも、とても貴重な映像を
おもしろい音楽といっしょに流してくれました。
しかも「エクスペクト パトローナム」
とい魔法も教えてもらいました。
2才の女の子が交通事故があって、
ドクターヘリで病院まで連れて行って
手術の映像を見せてもらって、
ニュースでは手術の映像を見せてもらえないけど、
そんな貴重な映像を見せてもらいました。
今日は、本当にありがとうございました。(煌太)

 ●今日は、やさしくドクターヘリどういうお仕事をしているかを教えてくれて、ありがとうございます。
私は、ドクターヘリのお仕事は、
カッコイイと思いました。
ドクターヘリは、救急車よりものすごくスピードが速くて、
救急車よりも早く人の命を救うことができるというのが
わかりました。
私も今先生みたいに人を助けたいと思いました。
そして、2才の女の子が車にひかれた話を聞いて、
私は「助かるといいなあ」と思いました。
そして、無事助かったと聞いて、よかったと思いました。
私の将来の夢は体操選手だったけど、
わたしも人を助けたいと思ったので、
医者やドクターヘリのお仕事をしたいと思いました。
今日は、本当にありがとうございました。(瑞姫)

●今日は、ドクターヘリのことを
教えてくれてありがとうございました。
今先生は、医師をやっていて、
命を救う仕事のすばらしさを教えてくれました。
ドクターヘリに乗って、
50キロのところまで15分で着いて助けに行くというのは
すごいことだと思いました。
なので、ドクターヘリで行くと、
早く現場に着けることがわかりました。
だから、自分も大けがをしないようにしたいです。(悠大)

●今日は、ドクターヘリのことを教えてくれて、
ありがとうございました。
私はドクターヘリを見たこともないし、
ドクターヘリはどんなことをしているか、
分かりませんでした。
でも今明秀先生の話を聞いて、
すごい仕事をしているのだと分かりました。
それに「ハリーポッター」や「アナと雪の女王」の映像が出て、  
おもしろかったです。
あと病院が遠いところはかなわないので、
ドクターヘリが
あれば、助かるのですごいです。
今日は、ありがとうございました。(万 緒)

●5時間目に多目的室で、
4・5・6年生で夢講話をしました。
先生は、今明秀先生です。
今先生は
「八戸市立市民病院救命救急センター」
で医師をしています。 
最初は、今先生の子どもの時や小学生、
中学生の時の写真を見ました。
青森県で最初にドクターヘリを
ヨーロッパからもって来たのが今先生と聞いて、
ぼくは「すごい」と思いました。
交通事故がありました。
2才の女の子が車にひかれました。
ドクターヘリが出動して、
急いで八戸の病院で手術をして女の子の命が助かりました。
質問でぼくは、
「ドクターヘリは何キロ飛べますか」と言ったら、  
「青森から仙台まで」と言ってぼくは、
「そうなんだ」と思いました。
質問が終わってみんなで、
「ありがとうございました」と言いました。
最後に記念さつえいがおわったら、
ぼくは今先生と6回もあく手をしました。
ドクターヘリのしくみや仕事のことを教えてくれて
ありがとうございました。(ゆうが勇雅)

●今日は、ドクターヘリのことを教えてくれて
ありがとうございました。
映像もおもしろいし、
すごくわかりやすくて楽しかったです。
青森県には、ドクターヘリが2機あったなんて
おどろきました。
200キロも出すことを知って、
すごいと思いました。
しかも、ドクターヘリが日本に46機あるなんて
すごいと思いました。
ぼくは、かっこいいなあと見ていました。
これからもお仕事がんばってください。
今日は、ありがとうございました。(寛貴)

小学校で授業

2016年12月08日 18:42

小学校で授業をしてきました。
小規模学校です。
ドクターヘリが着陸したことがある学校です。
20100824_7106第一小学校砂埃多 - コピー

子供たちに配布したプリントです。

「命を扱う仕事のすばらしさとドクターヘリ」
八戸市立市民病院救命救急センター所長今明秀

命について考えたことがありますか。
お友だちが死んだら悲しいです。
親が死んだら悲しいですね。
みんなが死んだら悲しむ人はおおぜいいますよ。
死んだときに初めて命を感じます。
生きているとき、元気なときは命を感じないのに。

子供でも命を落とすことがあります。
病院まで遠かったり、
ケガや病気がひどすぎたりするときです。

例えば大ケガしたとき、
30分以内に治療を開始できればたいてい助かります。
でも、病院から遠いところで大ケガをしたときは、
それはかないません。

そんなとき、ドクターヘリがあれば、助けることができます。

ドクターヘリという空を飛ぶ秘密兵器に
パイロットとエンジン技術者、医師、看護師が乗り、
連絡をうけてから4分で病院から離陸します。
自動車の4倍のスピード時速200キロで飛びます。

青森県ドクターヘリは日本で18番目にできました。
いま、日本には46機のドクターヘリがあります。
青森県には二つです。
ドクターヘリはヨーロッパで作られます。
船に乗って日本に運ばれてきます。
6人乗りです。

校庭に着陸したドクターヘリから、
医師と看護師が降りて、
治療をはじめます。
治療時間は15分だけです。

その後に校庭を離陸します。

そして、病院へ運ばれて命は助かります。

みんなは大人になってからお仕事は何をしたいですか。
命を守る仕事は輝く仕事です。

みんなの中からドクターヘリの仲間がきっと出ます。
待っています。
////

明日は感想文を載せます

膳場貴子さんとドクターヘリ

2016年12月07日 18:27

お知らせです。

BS -TBS
2016/12/16(金)
よる7:00~8:54
出演・ナレーション:膳場貴子
膳場

「密着!命の現場最前線
日本初ドクターヘリ&移動処置室の“劇的救命”に迫る!」
http://www.bs-tbs.co.jp/news/inochinogenba/


以下、番組の宣伝から転写です。

“医療”と一言で言っても、
命の誕生の瞬間から命を救う現場まで、
そして、一人の命を救う救急医療の現場から
100万人の命を救う先端医療の研究まで、
様々な医療が存在する。

今、命を救う現場では何が起きているのか?
そして、この先さらにどんな進化を遂げていくのか。
今回番組では、救命救急の最先端の現場密着、
ビッグデータの医療への活用、
二つのテーマを中心として、
日々めざましい進化を遂げている医療の“今”を伝えていく。

青森県に日本の医療が注目するひとつの事例がある。
青森県八戸市民病院の救命救急センター(ER)だ。
スタッフが掲げるチームポリシーは「劇的救命」。
医療機器を装備したヘリコプターに医師・看護師が同乗、
現場から救命医療を行いながら病院へ搬送することができる
「ドクターヘリ」。

同様に、一刻も早く医師・看護師が現場に駆けつけることができる、
「ドクターカー」。

これらドクターヘリやドクターカーを駆使し、
あらゆる手段を使って救命救急活動を行う
八戸市民病院ERの活動に
番組は長期密着。

膳場貴子も八戸に足を運び、
スタッフたちの日々の奮闘、
熱意、最新の救命救急の現場を伝える

「救急医だからできること」その6

2016年12月06日 13:25

救急医だからできること
それは
判断と決断です。

救急現場は判断と決断の連続。
ときには診断よりも決断を優先する。

重症頭部外傷、肝損傷、骨盤骨折、大腿骨開放骨折の多発外傷。
いつ、どこで、何をするのか。
診断がつくまで待っていたら救命できないこともある。
その判断力と決断力で患者を救命に導くのが救急医。

また、多職種と連携・協力して
良好なコミュニケーションのもとで
リーダーシップを取ることが求められる。
・・・・・・
ずいぶん前のことです。

女性。妊娠38週。
近医にて難産のため吸引分娩、
腹部圧迫法施行。
元気な女児3800gを出産。
分娩後ショックとなり、
血色素Hb6g/dlまで下降した。
輸血を継続しながらERへ救急搬送となった。

【ER所見】
来院時意識低下、血圧90/50mmHg 、
心拍数120回/分、
体温34.3℃、頻呼吸、
腹部膨隆を認めた。
超音波検査では大量の腹腔内貯留液を認め、
膣口からも持続出血があり
産科医師が対応した。
産科手術が始まった。
子宮破裂及び出血性ショックに子宮全摘する。
輸血量は赤血球 23単位、血漿 22単位。

術後集中治療室へ入院した。
しかし、
腹部から出血が続く。
おかしい。
止血したはずなのに、

産科医師は、
深夜2回目の開腹止血術を行った。

だが、朝、
まだ輸血が必要だ。
出血が止まっていない。
血液の凝固機能は
大幅に狂っていた。
朝3回目の開腹止血術が始まった。

輸血が続けられる。
凝固機能jは破たんしている。

3日目決死の覚悟で4回目の手術に臨んだ。
産科医師は下腹部の止血を繰り返した。
4回目開腹手術では
手術用のガーゼを腹部に詰め込んで、
手術が終わろうとしていた。

手術室は重い空気に包まれる。
手術結果が気になった私は
手術室に顔を出す。
患者は換気不全、酸素化不良、無尿状態に陥っていた。
「死ぬかもしれない」と
私は思った。

私は術者を志願した
腹部コンパートメント症候群に違いない。
まだ、やれることはある。
産科医は承諾してくれた。

わたしは、患者の右側に立ち、
メスを臍から上に走らせた。
それまでの4回の産科止血手術は
臍から下の切開だった。
それは普通のこと。
私は腹部減圧のために手術創を上腹部まで延長した。

腸管が飛びだし、
腹腔内圧は減少した。
横隔膜を強く圧迫していた
腹部圧が弱まったので、
呼吸が楽になる。
そして酸素化は改善した。
腹部圧が高いので、
下大静脈を圧迫し、
心臓へ戻る血液が減る。
そんため、血圧が落ちる。
腹部圧を減らせば、
心臓へ戻る血液が増える。
血圧も上がる。

手術を進めた。
減圧のため、
みぞおちまで切開したことで、
いいことがもう一つあった。

それまで、直接見ることがなかった、
上腹部の内臓の異常の有無を確認できた。
分娩にかかわる医療行為なので、
下腹部のみの病気のはずであった。
まさか、上腹部に何かあるとはだれも思わなかった。
出血の原因が上腹部にあるとはだれも思わなかった。
飛び出した腸をよけて、
肝臓をみる。
Ok.
つぎに、脾臓をみる。
出血あり。
脾臓が切れている。
割れている。
ここだ!
脾臓下極の挫創を偶然発見
すぐに→脾臓摘出した。

血圧の戻りは順調だった。
貧血の進行は止まった。
患者のは死の三徴
(低体温、アシドーシス、凝固障害)が出現していた。
腫れあがった腹部は
プラスチックバッグで一時閉創とした。

患者の受け持ちは、
救命科に変更になる。
集中治療が続けられる。
人工呼吸、
持続透析、
凝固因子補充の血漿輸血、
昇圧剤。

そして
次の手術の予定を立てる。

患者は、死の三徴から立ち直った。

72時間後予定通りに
手術室へ向う。
閉腹術を施行した。
輸血合計
赤血球100単位

女性は元気に退院した。
劇的救命だ。

判断と決断が大事だった。
(なぜ、脾臓が割れていたのか、
ここでは触れません。
伝えたいことは、
判断と決断の重要性です)
・・・・
判断と決断を適切にできるのが
救急医。

救急後期研修医[専攻医]募集中
・・・・・・
救急後期研修は、八戸だけでなく
全国の主要救命救急センターで行っています。


「救急医だからできること」その5

2016年12月05日 18:22

救急後期研修医募集中です。

救急医だからできること
それは救命救急治療です

重症患者の生命を救うため、初期治療から集中治療まで一貫した診療スキルを持っている。

重症患者を救命するためには集中治療の知識とスキルは欠かせない。
集中治療の知識とスキルがあるからこそ、
重症患者に対する初期診療の質が高いのが救急医。
集学的治療は救急医の得意とするところ。
・・・・・・
男性
来院2日前、37.5℃の発熱と倦怠感あり。
前医受診し、感冒薬処方で帰宅。
来院1日前、38℃の発熱、めまい、
持続する胸部の鈍痛があり前医を自家用車で再受診。
前医に入院し、点滴開始。
来院当日、採血結果、心臓超音波所見、ショック状態から、
心筋梗塞疑いと診断され、八戸ERへ救急車で転院搬送となった。

冷汗あり。
呼吸音、心雑音異常ない。
両下腿に浮腫なし、
検査結果から
心機能低下による心原性ショックと考えた。
昇圧剤投与のための準備段階で、
脈拍が遅くなる。
徐脈出現だ。

そして徐々に脈拍伸びていき、
心停止PEAとなった。
救急医たちはすぐに
CPR開始。
運がいい、
30秒ほどで心拍再開。
さらに
体動・発語あり。
CPRは終了した。。
二回目の心停止に備える。

急性心筋梗塞または心筋炎による
心原性のショックに対して、
人工心肺PCPS導入を決定した。

心停止PEAからの自己心拍再開後にも関わらず、
意識は良い。
意識あるままでPCPS確立の方針とした。

右鼠径部を1%キシロカインを用いて局所麻酔を行い、
右大腿動脈と静脈にそれぞれチューブを入れた。
PCPSによる循環確立に成功した。

その後に心臓カテーテル検査を循環器医師が行った。

心臓冠動脈造影では、冠動脈に狭窄病変はなかった。
先行症状や症状経過の速さ、
身体所見・検査所見より、
心筋炎による重度循環虚脱(劇症型心筋炎)と診断した。

さらに大動脈バルーンパンピング装置を挿入する。
そして救命救急センターへ移動した。

男性は口渇感を強く訴えていたが、飲水は可能だった。
入院後
完全房室ブロックによる徐脈が出現した。
危険な徐脈だった。
脈拍は50bpm→30bpm→20bpmと変化していった。
普通なら危険。

だが、PCPSは作動しているので大丈夫。
その後
心機能回復まで数日かかった。
回復まで対症的に加療した。

そして
31日目 自宅へ独歩退院

劇的救命だ。

・・・・・
重症患者の救命治療、得意なのは
救急医。

救急後期研修医[専攻医]募集

情熱外傷診療今明秀_
売れています